数少ない楽しみ

私がまだ学生だった頃アルバイトばかりしていて、それでもお金が全く貯まらず毎日キツキツの中で生活をしていた。
お金がない時には一週間カップラーメン生活なんてこともよくあったし、普段はドリップコーヒーを薄めて飲む生活だった。

そんな私にもお金に余裕がある時は贅沢をすることがあって、それがドトールコーヒーでのんびり読書をするというものだった。
ドトールコーヒーはもちろんコーヒーが美味しいのだが、ミラノサンドやホットサンドデザートなど魅力的なメニューがたくさん揃っていて、しかもボリュームもかなりあるから普段カップラーメン生活をしていて決して体によい食生活をしていたわけではない私にとってとても魅力的だったのだ。

もちろんドトールコーヒーでのんびり読書を楽しんだら、次の日からは節約をしてまたアルバイト代が入るまでの間心寂しい生活を送らなければならないのだが、定期的に行くドトールコーヒーで過ごす時間は私にとって心の安らぎでもあり数少ない楽しみの一つだった。

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